最近、「光秀のスマホ」というドラマを発見して視聴しました。
これだよ、神経症者ってこれだよ。
社会的には問題なく生きているのに、心理的には完全に引きこもっている。
「非社会的心理的引きこもり」
加藤諦三先生が早稲田大学最終講義で教えていた、現代社会にものすごく得ているという神経症者。
それが、スマホばっかりいじって現実と触れ合わないのに、一応社会的には必要なことができている神経症者。~のスマホシリーズ、と呼ばれているNHKのドラマの主人公たちです。
YouTubeで無料で配信されていました。
ちなみに、あの状態で世の中を見ているのが鬼です。
自分以外の全ての人間とのかかわり方が「テレビの向こう側にいる人たち」とのものです。つまりその人はこの世に存在していないのです。生まれることに失敗しました。心理的に未成熟なナルシストとはあのような状態です。
自分と直接かかわっている人が誰一人いません。自分は心の中で誰とも関わらずに一人で引きこもって周りを眺めてバカにしたり文句を言ったりしているだけです。
ああなったらもうどんなに親切で好意的な人に出会おうが、本人がこの世に存在していないので誰とも心通う本物の人生は生きられません。
本人死んでますから。
あの心の中で喋ってるのは本人ではないです。
人が生まれて育たなかったんですね。
あのドラマを観ていて、よくわかりました。
僕の説明の意味が分からなかった人は、「心の中に別人がいて動かしている」とはああした状態だと思ってもらえれば間違いないです。
本人は今考えている心の中の自分が「自分だ」と思っているんですよ。
ちなみに、僕が教えていることはその先の他人の気持ちがわかるようになってからのもっともっと先の、そのあたりの「人を育てる教育」の話などです。
でも、光秀のスマホ状態の時期は僕にもありました。小学校四年生までの僕です。
三年生、四年生くらいの時期にあんな状態でしたね。
まあそこから脱するのは「当然」として、まともな人生を生きていこうよねという話なのですが、恐らくあそこから脱しなくてはならない人が山ほどいるんでしょうね。
今回は、もっとずっと先の「最も高度な教育」の話。
鬼滅の刃に出てくるような「一子相伝の技」を伝授するための教育。
一応うちは歴史が長い一族なので、そうしたものもあります。記憶も継承しています。
光秀のスマホ状態の人には「そんなの現実にあるわけないじゃんwwww中二病www」と思えるはずなんですよ。
だから中二病に期待しているのですから。
本気になった中二病ってなかなかいないですね。
僕も受け継いだ技を駆使して、「継承の教育」を何度も試みましたが、あまりにも無駄なので嫌になってやめました。
教育される側の才能が重要なので、人ではなく「神に選ばれた人」でなくては受け継げないです。
言葉で命じられないことができるかどうか。
本物を受け継ぐ教育について、動画でお話ししました。
自分で言うのもなんですが、僕は相当貴重なことを教えています。
自覚しているからこそ、言葉にしないように気を付けています。
どちらにせよ、わかる人は受け継ぐ才覚があるし、わからない人は才覚が無いので何を言っていてもどうでもいいのです。
能楽師の継承の話を聞いていて、「やっぱり同じだな」と納得すると共に、自信を持ちました。
光秀のスマホ状態の人の話などはまた改めて、恐らく解決策も合わせて配信講座にします。
親に感謝する子を育てる方法も、スマホから出て来られた人向けに配信しようと思っています。できなくはないですよ。
親だって人間だから、老後に子供に唾を吐かれて見捨てられても困るでしょう(笑)
自分が困らないように生きれば、皆も困らないように接することになります。
自然が一番なのです。