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実は心配なことがあります

 呪いについて、有料会員向けに書き始めました。

 昔からある呪術、特に文言の呪いについて、いつもの相談者に説明してみて「説明すれば理屈はわかるようだ」と確信したので、説明しようと思っています。

 少しずつになりますが、教えれば仕組みはわかるでしょう。

 それを実行するために修業が必要なのです。

 既にひとつ書きました。

 あの方法は間違いありませんし、確実です。ただ、どうなるかまで細かく書いていません。ちゃんとその続きの流れがあり、あれは確実な方法なのです。

 しかしひとつ心配なのです。

 「理解できるだろうか?」ということが心配なのです。

 これについては、部分的に理解する、ということは不可能なので、流れを把握して理解できているのかどうか、一方通行の配信ではどうしてもわからないので心配なのです。

 冗談抜きで、間違いがあると困るのです。

 文言の呪いは間違うと自分に戻ってくるものです。ものすごく簡単に戻ってきますから、やり方を間違って、または自分に都合よく使おうとしてはいけないのです。

 人を呪わば穴二つ、と昔から言います。

 これは本当なのです。

 どうあっても、そうなるようにできているのです。

 今教室をやってはいませんが、長く相談を聞いている人たちが、少しずつ実行して少しずつ理解していってくれることが幸いです。

 これは技なので、体得するしかありません。目の前で指導できると一番いいんですけどね。

 周りのことに感情がいちいち動かない精神を持ち、文言の呪いの躱し方などを実践で使っていけるのです。

 同時に向上させていかねばならないのです。

 不思議に思える話でしょうか?

 バカバカしいことだと思います。

 スティーブ・ジョブズをはじめ、異国の著名人、名だたる大学の研究者たちもこぞって「日本人はやりたいとも思わない日本の修業」をやりに来ます。

 とても有効な手段だと知り、彼らはどんどん取り入れて改変していきます。そして彼らがプログラム化したマインドフルネス瞑想を日本人が外国人に教えてもらっています。

 日本人は、西洋の名前をつけてもらって、今現在の権威に教えてもらわないと価値があると思えないのです。

 そしてそのような人たちは、結局名前に喜んで真剣に実行はしないのです。

 真似だけ。形だけ。身に着きません。

 他人に注目されたいような人が想像している「変化して身につく力」など、遥かに凌駕する想像もつかない力が身に尽きます。

 いきなり自転車に乗れた時のように、いきなりピアノを両手で弾けるようになった瞬間のように、それは突然やってきます。

 その時のために、とにかく精進なのです。

 いつまでも地獄にいる時は、必ず自分より愚かな人に足を引っ張られています。

 自分も誰かの足を引っ張りますが、自分と同レベルにならない人はすぐに離れていくでしょう。

 地獄から抜け出していくには、賢くなるしかないのです。

 とにかく、何もかも「今知っている常識」の中で考えないことです。

 そんな考え方をしていたら、人生など中盤程度には行き詰まって「これしかない」の結論になってしまいますから。

 皆さんは、自分が文言の呪いにどれだけ弱いか自覚した方がいいです。

 過去の嫌な体験に、いちいち言葉がついて回っている。

 言葉だけがいつも呼び起こされ、今も心をかき乱されるのです。

 それが文言の呪いです。

 その呪いを解いていかねば、いつまでも「言葉を思い出すだけ」で何度でも傷つくことになるのです。

 あまり甘く考えないことです。そのままでも幸せになれるに決まっている、と安易に決めつけて、放置だけはしないことです。