月: 2020年12月

セネカは現実が厳しく人生に失望させる前に、優しく失望させるのが哲学の仕事だと言った

セネカは現実が厳しく人生に失望させる前に、優しく失望させるのが哲学の仕事だと言った——— 紀元前の哲学者セネカの言葉を引用し、メッセージを送ってきたのは多数の国の専門家が集まるポジティブ心理学のチームのリーダーだった。 そうなると、僕のTwitterなどは「優しく失望させる」ためのものと言える。 絶望に直面した人は幸せになるのだ。 絶望したら人生お終いだと思っているのが神経症者と言えるだろう。 人生最初の夢。つまりナルシシズムの世界の夢から覚めない。 自分の願望を誰かが叶えてくれる、という夢だ。 願望が要... Read More

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明治以降の誤解

 明治維新の誤解については以前も少し書いたが、よりわかりやすく理解を深めるためにあれが一体なんだったのか明確にしたい。 明治維新はマルクス主義のブルジョワ革命である。 そこを明確に理解していることが大切なのだ。 階級だけを残し、インテリエリートが支配階級... Read More

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独り、という寂しさ

人は心が触れ合おうとそうでなかろうと、やはり独りでいると寂しく感じるものだ。単独では生きていけない、集団にならなくては生きていけないのが人間だ。荒野に一人佇んでも生きていけるのが、真の大人だとエリスは言う。それは孤独との戦いに勝ち続けることのできる人だ。その戦いはとても辛いものだと思う。僕もまた、独りは寂しいものだなと思う。久々に独り者... Read More

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矛盾した人格は矛盾した社会が育てる

 矛盾した人格は何も家族内だけの話ではない。 身近なところなど、逆に大した問題ではない。 個人が体験するからこそ自分にはそこばかりが大きく見えてしまうだけで、事の大きさとしては社会全体が先である。 意欲無く生きる人々は、何を求めるのか。 現実逃避に幸せを... Read More

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