月: 2019年2月

どんな人が好き?

 どんな人が好きか。  人により随分違うものだと思う。  ある人は、自分を独占したがるような、執着心激しい嫉妬深い人が好きだと言う。 言葉での説明は、「私は独占されたい」だが、それはつまり不安症で嫉妬深い男のことだ。 こうした人は、本人が独占欲が強い。 相手を不安にさせては、執着させたがる。  それは愛ではなく、不安から来る安心を得たいがための執着だ。 しかし、気持ちはどうであっても「自分に執着してくれてい... Read More

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過去をやたら話すな

 人間関係を円滑にするために、守るべきことがある。  今、そしてこれからに必要ない自分の過去をやたら話さないことだ。  やたら過去を話す人は、自分に気を使ってほしい。  黙っていたらしてもらえないことを、要求している。  笑い話にしてみんなを楽しませたいわけではない。 自分の過去に配慮して「私の過去に適応する努力をしろ」ということだ。  しかし、人は気を使わなくてはならないことは避けたい。 配慮などしなくてはならない人は面倒くさい。  今その人がどうかだけならば楽... Read More

言葉を聞くんじゃない

   今日、少数精鋭教室でした。  いつも内容は様々で、実際予定に入っているものではなく、個人的な相談を聞いていることもよくあります。  人間関係でトラブルになっている時は、言葉のやり取りと心のやり取りが食い違っている時です。  言っていることを聞いていたら、人の心はわかりません。  言葉を聞くのではなく、心の声を聞くのです。  言葉に言葉で返すだけ。それはコミュニケーションではなく「情報交換」という... Read More

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味方は自分で決めている

まだ見ぬ友人へ 取り急ぎ書きたくて仕方ないことがあるが、そちらは体力と時間が必要なので、今は少々君に伝えておく。  良い兆しあり、これは役立つ経験となりそうなのだ。  神経症が完治した瞬間を見た。 それはほんの一瞬で、見た目には何も変わらない。  この瞬間に何が起きたのか、それすら殆どの人がわからないだろう。  その経験を得て、君にひとつ伝えられることができた。  味方と敵は、自分で決めているのだ。  「自分が人に対してどのように接するか」で決まる。  例... Read More

「矛盾してない?」「してるよ」

千田先生の著書にあった文句だ。 「矛盾してない?」 「してるよ」 自己実現している人は正反対の視点を持っている。故に、視点がひとつしかない神経症者には矛盾していると思えるのだ。 神経症者は自己実現している人と会話していると、混乱する。 ひとつの世界しかないからだ。全部同じ視点の話に聞こえている。 「あなたは矛盾している!」 「常識的に考えておかしい!」 必死になって僕の視点をひとつにしようと、何時間でも僕がどんなにおかしいか怒りを撒き... Read More