最近観察していて気付いたことを書きます
男女の「会話の違い」を知っているでしょうか？
思い浮かべてください
男子の仲良しグループの会話と、女子の仲良しグループの会話
違うんですよ
正反対
男子は基本的に「否定」の表現
女子は基本的に「肯定」の表現
男女が会話のやり取りで気持ちの問題を解決するなんて無理です
構造が違うと思ってください
いつものやり方では伝わらないと思ってください
そしていつものやり方では読み取れないと思ってください
動物園の全く違う動物だと思ってください
言葉の内容ではなく、行動や様子から、読み取っていくしかないです
特にお母さんは息子に対しては、言葉の表現をあれこれ制限したり矯正しない方がいいです
「変なことを言う」のが当たり前だと思った方がいいです
男は行動なので、言葉は適当だと思った方がいいです
言語でのやり取りをやたら求めると、男の子はパニックになると思います
母親とうまいことやり取りなどできません
そして女の子に対しては、言いたいことを言わせてあげた方がいいです
娘に聞いても、女子は「言いたいこと言えた」で気が済むのだと言います
あのピヨピヨピヨピヨと終わらない結論も出ない飛びっぱなしのブーメランみたいな会話は、女子にとってはエネルギー増幅の儀のようですから、男はいつも通りまともに掘り下げていくと思わない方がいいです
意味ない会話と言えます
女子は男の話を女子同士のように聞かない方がいいです
あの会話に共感とか、気持ちのやり取りとか、そんな難しいことはありません
ボケてるだけでも真に受ける、それが女子の受け取り方だなと思います
男女の会話ほど難しいことはありません
男女が会話で仲良くなるなんて、無理だと僕は思います
異国語で話しているようなものです
頑張ったら理解し合えるものではありません
そんな表現できない、伝え方が元々違う、そんな感じですから
ろくなことを言わないのが男なのに、どうやったら会話で女子と仲良くできるのでしょうか？
できるだけ良い表現で乗り切りたい女子に対して、できるだけ否定的なボケをかましたい男子がどう噛み合っていけるでしょうか？
逆に僕が聞きたいです
ろくなことを言わず、ろくなことをしないのが男子です
誰も気にしないバカなことが気になって追究して、そのうち時々大発明も生まれます
しかし、普段は殆どろくでもないことをしているだけなので、そんなことを気にしていたら夫婦なんてやっていけないと思います
男のやりたいことは、家の中ではなんの役にも立たないことばかりだと思います
やたら拘るし、細かいし、料理にしても仕事にするならともかく、日々のことならなんの役にも立ちません
女子の作る謎のいい加減料理がないと、毎日の食事なんて作れません
「まあいいや、これも入れちゃえ」
あの適当さ加減があって、生活は成り立つのです
お互いに「こいつらバカだ」と思っているのですから、そこに「バカな子ほどかわいい」の気持ちが生まれてこないと一緒にいられないのではないでしょうか
お互いに自分ができないことをやれるのですから、その部分を尊敬し、バカなところは「その代償だ」と思えばいいのではないでしょうか
そして男子に言いたいのは
女は嘘をつく
ということです
男には肯定の言葉で嘘などあり得ないと思えますが、女は常に肯定的な言葉を操り会話をするので、男ほど肯定的な言葉に意味がないのです
逆に男の否定的な言葉などいつものことですが、それは真に受けてしまう女には大層酷いことのように思えるのです
恋愛に関しては、元々「理想としている形が違う」のだから、頑張って互いの理想が叶うなんて最初らか無理です
自分が頑張ってなろうなろうとしている「理想の異性」だって、自分たちの側の理想であって、相手側の理想には互いになりたくもないはずです
劣等感から自分を受け入れず、自分の理想になろうとして現実の異性をより最悪なものに思い込む
理想にもなれない、理想の人もいない
そんなことになるでしょう
男は女子の理想を叶えようとしてロマンチックなこともするかもしれません
でもその空間にいて同じ理想を見て喜んでいるわけではないのです
好きな人が喜んでいるから嬉しいだけです
同じ理想も見られないし、同じようにも喜べない
それでも好きだからやっているのだ、という点に愛情を感じられなければ異性とはうまく行かないと思います
自分の全てに共感して理解してくれる人なんているわけがありません
それは自分しかいません
好きだから頑張ってくれているだけでも、十分だと僕は思います
一方的に好きになって立場も相手の気持ちもガン無視、という場合はまた話は別ですが
お互いに好きになっても理解し合うなんて無理なんですよ
共感してくれるのは同性の友人で十分です
男心や女心を異性にわかってもらわなくてもいいのです
好きなんだ
ということだけで一緒にいるのが恋人や夫婦なのですから
ムカつくのはお互い様で、異性にしかないところに惹かれるのもお互い様です
そのムカつく連中の中でも、一番好きな人と愛し合えばそれでいいのではないでしょうか
「うまく行った恋愛」と聞けば、自分が理想だと思っている恋愛がうまく行った人がいると考えていませんか
そんなものあるわけないです
理想を互いに捨てて、ただこの人が好きになっただけの恋愛のことです
僕も本当にうまく行った恋人とも、会話のやり取りでは散々喧嘩になりました
いつもの表現では伝わらないからです
それでも互いに素直になるから乗り越えていけただけです
言葉のやり取りではなく、様子で理解していたからです
感情だけは互いに読み取るから、なんとかなっただけです
言葉のやり取りなんて異性間でうまくやろうと考えていたら、感情的なものはボロボロになると思いますよ
そんなことできるわけないのですから
言葉の上での解決ばかり考えていたら、感情的には正反対
それは神経症でなくても当たり前にそうなると思います
「よくわからないがこいつはそうなんだな」
と思うだけで、理解はしていなくても相手が可愛いと思うだけ
それが異性を好きになることだと思います
同性同士で「いいよねー」と語るような理想を、現実に叶えようとしているならば不可能です
「存在しない異性」の話をしているのですから
わかってくれたら、なり切ってお芝居してくれる
そのお芝居を死ぬまで続けて夢見させてくれ
お互いにそんなことをしたがる人がいるなと思います
無理に決まっているのに、なんとかして好かれようと頑張って失敗する
そんなことを繰り返して現実なりの自分の恋愛をしていくものです
頑張って理想になんてなれるわけがありません
自分は何をしようが元々の自分があります
我慢して頑張ったら別人になれるわけでもなく、我慢して頑張っている元々の自分がいるだけです
自分が頑張ってやり切ったら相手が合わせて「理想の相手役」になってくれるわけがないのですから、お芝居しなくても自然にしているのが一番です
素直な人
それに勝るものはないと思います
存在もしない相手を探すために、我慢して理想的になれたふりをしていても現実にはなにもいいことがありません