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仲間にすべき人と争う現代人 ~被災地等の人に特に読んでほしい~

 今回は被災地等、助けが必要な土地にいる人たちに特に読んで欲しいです。

 今はTwitterなどがあり、全国どころか世界の人たちがネット上で会話しています。
 しかし、忘れてはならないのは「それぞれ別の人である」ということです。

 相手の背景知らずして、何をどう話せばよいのかはわかりません。

 僕は今東京におります。
 いくつかの土地を見てきましたが、首都圏外の人には特に知って欲しいのです。

 心理的には首都圏、全国的に都市部の心理状態の悪化が著しいです。

 東京の人には知らない人が多いですが、未だに援助を求める深刻な地域はあります。
 ありますが、殆どの人が知りません。

 この事態について、個人レベルで争うことは無意味です。
 現在情報の偏りと操作は非常に激しいです。

 普通に生活していると、権威が思わせたい通りにしか社会を認識しないように「作られて」います。
 それは既に全体に言えることです。

 これは政治的な問題なので、個々が争っても仕方ないことです。
 しかし、個々の心理的なものが動かなければ、結局大衆の意志で動かせるものはありません。

 それぞれの仕事が社会活動の一部ですから、僕は心理的なものを動かしています。

 ナルシシズムが深刻になるということは、「自分さえよければいい」という利己的な人が増えるということです。
 東京は安全安心、最先端で幸せかと言えばそうではありません。

 朝から晩まで働き詰めで、既に考える力が無くなっている人が大半となりました。
 命令されればなんでも言うことを聞くでしょうけれど、個々に考えて意志を持ち、更には人のために何かするという状態ではありません。

 人はみな繋がっていますし、社会の仕組みも繋がっています。

 僕のように言葉を発していく人は、言葉を認識した人の認知の中に新たな情報を入れ込んでいきます。
 意識領域の拡大は容易ではなく、大きな力の波は非常に強いです。

 しかし、現実を徐々に認識した人は、物事の裏側を考えるようになり、人のために何かするという意識は生まれてきます。

 僕は心理について、特にコミュニケーションについて多く話しますが、それぞれの土地により必要なものは違っています。

 東京は世界で最も人口が集中する都市ですから、この都市の心理的問題は全国に影響を及ぼします。

 首都圏都市部以外の土地土地は、地元について考え互いに協力し合う必要があります。
 最も大きな力を持つ者は、個人でも集団でも利己的になり暴走しやすいです。

 今必要な場所への援助を促すためには、それぞれのポジションに「現状を理解し、平等に扱うべき」と思えている人たちの協力体制が必要です。

 中には現状を理解し、どう自分が得をするか考えている人もいますから、わかっていればいいという問題でもありません。

 現在日本は世界の歴史に残る大失敗に向けて愚かな道を独走中ですが、早くなんとかしなくては日本そのものが大変な事態に陥るでしょう。
 原発事故以来の放射線問題についても、未だに汚染土他問題は山積みです。

 神経症者は後先を考えません。
 たった今を誤魔化すことしか考えませんから、表面上「良く見せる」努力しかしません。

 皆さんは神経症者と聞くと自分のこと、身近な人のことばかり気にするかもしれません。
 しかし、世界的に政治を神経症者が動かしている場合が多く、逆にそうでない場合の方が少ないです。

 僕たちは元々人間や世界が現実より良いものだと思い込んで生きていますが、実際にはそれが現実です。
 心理的に成長して自己実現すると言っても、自己実現は仏教の世界で言うところの解脱のことですからなかなかそうなれている人はいません。

 そして、自分のことではなく自分たちが抗えない力を持ち、世界を動かしている人たちにも注目しなくてはならないのです。
 全体に共通する問題を処理していく人が神経症者であれば、必ず後に問題となる都合のいい解決策を取ろうとします。

 「言われたことに従っていれば平気」
 と思ったら大間違いで、社会には親のみならずどこに行ってもナルシストで溢れかえっています。

 誤解しないで欲しいのは、「頂点に都合の悪いことは、社会では言えないのだ」ということです。
 少なくとも、広く知れ渡る場では言えなくなってしまっているのが現状です。

 この状態で「そんなことより私を見て!私の歴史を聞いて!」という人たちが増えたら、どうなることでしょう。

 ネットではどこの誰かわからない、何をしているのかわからない人がいい加減な理由と根拠、気分で人を攻撃しています。
 そんなことは常識的に考えて当然異常であり、道端で話している他人の話を聞いていきなり怒鳴りつけるようなものです。
 その程度の礼節も弁えることができなくなってしまったのが、現在の日本人です。

 既に、この世界が現実のものであると感じられないのです。
 この状態で、他県に困っている人たちがいると聞いても、可哀想がって気分がよくなる程度ですぐに忘れてしまいます。

 これからの政策の方向性を見ても、現状を見ても、沈没寸前の船で先に進もうとしていることは明らかです。
 もう誤魔化せないところまで来ているのに、これ以上誤魔化したらどうにもならなくなります。

 そして我々は既に帝国主義ではなく、民主主義となりました。
 自分たちの力を合わせて、できることを実行することが可能なのです。

 神経症者は目立つことや権威が好きですから、権威ほど信じたいものはありません。
 しかし、歴史は合意の上に成り立つ作り話であり、全ての政府は嘘をつくのです。

 そういうものなのだ、と知り、そして自分たちが何をしていくのか考えねばなりません。

 僕は主に都市部の心理状態を改善すべく活動をしていますが、被災地等支援を必要とする人たちは、心を動かし力あるところから持ってくるよう、心理的に敵意が生み出されることを避けてもらいたいのです。

 人の心は敵意では動きません。
 何かを必要とする場合は、「助けてあげたい」という衝動を相手の中に生み出さねばなりません。

 実際、この東京に暮らしていると、自分たちの周りにはなんの問題も起きていないと感じられる環境が出来上がっています。
 情報は都合よく歪曲され、また遮断され、何かしなくてはならないという現実さえ殆どの人が知りません。

 僕は全国各地の地方紙に目を通しますが、それぞれの場で起きていることは全く違います。
 それぞれが他方のことを「知らないのだ」とまず知っておいてください。

 知っていてやっているのではなく、本当に知らない人が多いのです。

 首都圏は楽しそうに見えるかもしれませんが、完全に資本主義のサイクルに取り込まれた状態でみな生きており、中身は空っぽ状態で死んだ目をしている人が殆どです。

 ストレスが溜まり、疲れ果て、みなどこかに癒しを求めています。

 根本的な問題がどこから来るのかそれぞれが知っていく必要がありますが、僕自身の力も微々たるものです。
 何よりも状況を把握できている人が一人でも増えることが重要です。

 皆で「どうするべきか」を考えていくことが必要なのです。

 同じ問題に取り組むためには、それぞれの立場と違う力が必要です。

 元を正せば現状は150年前まで遡らねば原因がわからないくらい、過去からの流れの先にあります。

 しかし、とにかく今は現状の把握が先です。
 そしてこれからの政府の対応を考えるに、全国に問題が拡大化していきます。

 僕たちにはそれを止めることも可能ですし、自分たちの力を合わせてなんとかしていくこともできます。
 それぞれが「私を見て!」「俺の気持ちをわかって!」さえやめれば、子供たちの未来も安全になりります。

 子供たちのためにと言っても、ナルシストは「私は優しいいいお母さん」と思われたいだけで、実際に社会とつながれていないので、社会活動の中で子供たちの未来のために動きません。
 社会は他人が作ってくれるところ、自分は言うことを聞きながら大人に褒められることをして、子供を褒められるように育てるもの、と考えています。

 子供に育てられた子供は、勿論社会を誤解して同じような生き方をします。
 大人が社会を作っていると知らない大人が多くいて、「偉い人が作っている」という未だに帝国主義を続けたい人が大量にいます。

 権威が好きな人たちが権威に望ましいことをすることで、権威の力は一か所に集中し、より強力な支配体制となります。

 僕たちはひとりひとりがただ言われたことに従い、その力を合わせることで独裁的な国家を作ろうとしています。
 そうではなくとも、僕たちが従いたがれば勝手にひとつの大きな力が生まれます。全ては僕たちが望んでやっていることです。
 今の世にそのような存在は本来いません。

 自分で考えることを放棄した人は、従うことを強要されているかのように錯覚しますが、単に自分が自分で決められない、決めたくないだけです。

 「私がみんなにどう思われるかが、この国の問題である」
 という気持ちで生きている人が多くいて、社会の問題を放り出して皆が自分のことに従事して欲しいと願っています。

 自分を生きる目的にしてほしいという願いは、人間関係依存症の人しか叶えてくれませんから、社会の活動に目を向けている人はナルシストにつかまりません。

 共通の問題に取りくむから仲間になるのであって、人を目的にしたら仲間は誰もいなくなります。
 自分が社会とつながれて、社会のつながりの中から人と繋がり共同体感覚は生まれます。

 自分を目的にしてほしい人は、誰とも繋がれないのです。

 そして、自分個人ではなく所属する集団である土地そのものに起きた問題で、現在も助けを必要とする人は沢山います。

 一人ではなんともできませんし、僕もこうして知らせていくことが主な活動です。
 しかし、沢山の人に知れ渡れば今活動している内容でそれぞれ必ずできることを見つける人が現れます。

 「考えねばならない問題なのだ」

 ということを、まず知っていく必要があるのです。
 全てはそこから始まるのです。
 「どうしたらいいの?」と聞かれても、初めて出会う、しかも世界初の問題にどう取り組んだらいいのか知る人などいるわけがありません。

 しかし、問題が起きている以上、考えていかねばなりません。

 人任せにしている現代社会は、考えさせると自分たちの首を絞めかねない誰かに結論を任せています。
 それは自分で考えて間違いたくないから、地獄の悪魔に頼もう、というような発想であり、賢い選択とは呼べません。

 助けが必要な人々は、まず人とつながることを大切にしてください。
 人は少なからず人情で動きます。
 一人と知り合ったら、その背景には必ず人がいます。
 その人が必要としていなくても、他では使える何かを必ず知っていたり持っていたりします。

 今目先のことで考えず、人と知り合っていき、その繋がりを失わないようにしてください。

 まず知ってもらうことが大切です。
 人は情報として認識に入れていれば、何かを見た時に必ず「思い出す」からです。

 知らなければスルーしていた何かを、問題が起きていると知ったならば「そうだ!これがあれば!」という閃きを起こします。
 その可能性を作るためにも、ただ季節の挨拶をするような、本当に小さな繋がりも大切にしてください。

 そして繋がりをより多く持つことで、心理学で言うセンス・オブ・コヒアランスを支える要因のひとつ、状況に対処していける感覚を持つことができます。
 つまり、小さな繋がりを大切に作り、それを続けることは自分自身の安心感につながるのです。

 心理的に不安が続く人は、望んだものがぱっと出てくることを期待し、それができないとすぐに捨てる真似を平気でします。
 人を大事にできない人は、人に大切にはしてもらえません。

 人を大切に扱い、尊重することは必ず自分自身の身に必要なものをもたらします。

 僕は各地の問題をできるだけ把握し、心理的状況を鑑みて様々なアプローチを試みていきます。
 それぞれに当てはまる場合とそうでない場合があると思いますが、誰か、またはどこかに必要だから行っていますので、その効果がやがて波となって全体を動かすことを期待してください。

 そしてそれぞれが行うべきことを、少しずつ行ってください。

 日本は心理的には既に壊滅状態にあり、人の心を見る人は殆どいなくなりました。
 心優しい人たちは依存され、嫌な思いをした挙句反論もできない状態に陥り、ノイローゼになり絶望して次々国を捨てています。
 安全だと思える人たちは、いじめをしたがる人にとってはやりたい放題やっても「許してくれる」ただのサンドバッグです。

 人が嫌がることがしたくて仕方ない人は、ストレス解消のためならなんでもします。
 嫌なことをされて更に自分の都合を押し付け、相手にただ嫌なことを我慢しなくてはならないと思わせる人たちが、この国を崩壊させています。

 優しい人だから、安心。
 その安心は、「いじめても安心」の人と、「不当なことをしないから安心」の人がいます。

 僕もよくやられていますし、生徒たちには僕も精神的に耐えられなくなったらやめるから、それまでに育ってくれよとお願いしています。

 精神的に幼児どころか赤ん坊の状態にとどまっている人は、説明により人の感情が決まると思っているので、例えば嫌なことをしたら言い訳することで相手は安心すると考えています。

 普通に考えれば、自分がどんなに嫌なことをされても「お前のためなのよ」「お前が大事だからこそやってるのよ」と言われて嬉しくなった人なのだと思いますが、実際には人に対して二重束縛のいじめをして、まずくなったら我慢させるの繰り返しをしている人です。

 しかし、そのような人は自分たちが如何に大きな波紋を呼ぶことをしているのかわかっていません。社会と全く繋がっていないからです。

 しかし、僕含め社会に身を投じ活動する方々は、今現在も同じ社会の問題に取り組み、互いの活動を見て励まされています。

 社会は皆が暮らす家です。
 共同体感覚がある人は、仲間意識を持ち、地域や職場の活動の中で力を合わせています。

 共同体感覚がより強くなれば、何かの繋がりから人と仲間意識を芽生えさせていくでしょう。

 どんな地域でも、何かの繋がりが必ずあるものです。
 共同体感覚を育てることを忘れず、個人的な問題だけでなく集団の問題について、皆で考えていきましょう。

 僕は元々家族に恵まれておりませんので、社会の中で皆さんと繋がりを持ち、同じ場にて力を合わせていくことを幸せに思っています。
 また、その中で信頼関係が結べることに喜びを感じております。

 皆さんの地元愛を再び取り戻すため、自身のホームページでも地域についてお話していきます。

Refresherぷらすの中で今後も様々なお話をしていきますので、無料または有料の会員登録を是非お願いいたします。

 可能な限り、一般に知れ渡ることのない話を含め皆さんにお知らせし、また教えていきたいと思います。

最上 雄基