僕は誰よりも社会に適応できない

 生まれながらのものがあるのかもしれないが、僕はこの社会に適応しながら幸福にはなれない。

 この社会で子供の頃から教えられてきたすべてが、善き人間として人の幸せを願い生きていけるものだとは思えないからである。

 自分自身の道徳性を貶め、物質的なものだけに価値があるとする生き方をすれば、自分自身が幸福になることは不可能である。

 人を憎み、人を貶め、人に優越感を持つことで他者の不幸と共にでなくては成功も喜びも感じられない。人より多く得るためだけに生き続ける。

 それが「現代社会人の目指す幸福」である。

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