自分を受け入れてくれる人を求める人が、「今のままの自分」を好きになってくれる人を求めていることがよくあります。 それでは成長がありません。 自分があるということは必要なことなのだ、と言っても、なぜかまずやる人がいないのですが、「いまのままの自分でも、根拠なく未来は良いものになる」と思えているのが神経症者です。 自分自身の哲学を持っていないのだなと気付いたのに、何年経っても「あーだからダメなのかー」と思うだけで自分づくりを始めない。 今のまま、何も変わらない自分を好きになってもらいたい。 成長し... Read More
カテゴリー: 成長
一目瞭然 ~其の一~
心眼術は、言葉にされない真実をそのまま見る技のことだ。 僕自身が自分自身を用いて「人間」がどのような仕組みで動くのかを徹底的に観察し、人の精神と肉体の様子を理解するよう精進し身に着けてきた無意識に使う技でもある。 瞑想などはその極一部の鍛錬だが、あらゆるものを何かの一部としてそのまま認識し、全体像をそのまま受け入れるために多くの知識も経験も必要なのだ。 人は言語で何かを教えられると、偏見を持って物を見るようになり、自分自身の目で確認する際には非常に雑な判断をするようになる。 名前を聞いただけで相... Read More
伸びない人
伸びない人は、伸びないように生きている。 どうやら一般的には「自己教育」は意識高い系とされる人がやると思われているらしい。 しかし、本来親離れしていく場合「自己教育」は不可欠なものだ。 それまでは親がやってくれていたことを、自分でやるだけの話だ。 最初は何もわからないので親がやってくれる。自分の代わりに何もかも教えてくれる。自問自答する代わりに話し相手になってくれて、答えを出す手伝いもしてくれる。 しかし、親も自分につきっきりというわけにはいかない。そのうち子供は自分で自分の教育をし始めるのだ... Read More
現代社会に生まれた困難
現代社会では、かつてのように子供の生存が難しいということがない。 ほとんどの子供たちが成長し大人になれる。 生命の危機が減ったのだ。 しかし、その弊害とも言える問題が「心理的に成長しづらくなった」という現実だ。 人間も動物なので、生きていくために感覚を発達させ、能力を向上させ、より強くなっていく力がある。 本来はより生きる力が強くなっていくものなのだが、現代社会ではそうはいかなくなっている。 そもそも、子供のころから「生きるために」と考えている人などまずいない。 生き延びることなど、何もし... Read More
いじめっ子はいじめをしている自覚がないので治らない
メモ いじめをしている人は、自分がいじめをしているという自覚がない。 そのため、治る、ということはない。 精神的に成長しない人が、相手との関係性や今の自分の立場など、状況に適応することができず、「自分は中身が子供だ」と思いながら自分の方が下の立場にいると思ってやり続けていることが、「いじめ」である。 事実本人がやっていることに対して、本人が自覚して説明している内容があまりにも違うため、他人からも「この人がいじめをしているのだ」ということがわかりづらい。 例えば、「わからないから、教えてもら... Read More